葉酸サプリメントの過剰摂取には注意
厚生労働省が、妊娠希望者と妊娠中の女性に摂取を勧めている葉酸。
葉酸には副作用がないのでしょうか。
妊娠時期に必要な栄養素である葉酸ですが、過剰な摂取は副作用を引き起す可能性があるとのこと。
葉酸の副作用の主な症状は、食欲不振やめまいなど。
また人によっては、吐き気・むくみ・不眠症などの症状が出るんだそう。
妊娠中の場合は、食欲不振がつわりの症状に似ていたり、めまいが貧血の症状に似ています。
妊娠による症状と勘違いして、葉酸の副作用とは気付かない場合も多いんだとか。
めまいやむくみの症状を治すために葉酸サプリメントを追加で飲むと、これらの症状が悪化してしまうこともあるんだそう。
葉酸の副作用を引き起こさないためには、葉酸サプリメントの過剰摂取を避けて、一日の葉酸摂取量を守ることが大切なんだですって。
葉酸に限らず、サプリメントを飲む場合には、必ず一日の摂取量を守ることが大切ですね。
妊娠中に必要な葉酸は1日当たり400μg。
「最高でも1日の葉酸摂取量は1000μg」と厚生労働省でも発表されています。
葉酸の過剰摂取は、お腹の赤ちゃんに悪影響を与えることもあるんだとか。
オーストラリアの報告によると、葉酸を過剰摂取した赤ちゃんは喘息の確率が高くなるとのこと。
葉酸は妊娠初期に必要な栄養素。
適切な葉酸の摂取量を守れば、妊娠の可能性が高まり、先天性奇形のリスクを減らすことができます。
葉酸を含む食物を多く食べても、葉酸の過剰摂取には繋がりにくいです。
なぜなら、食べ物の葉酸の吸収率は低く、50%以下なんだそう。